ご葬儀について調べ始めると、「家族葬 ○○万円から」「一日葬 ○○万円から」といった料金が並んでいて、どれを見ればよいのか迷ってしまう。そう感じられる方は少なくありません。表示されている金額を見ても、自分たちの場合はいくらくらいになるのか、なかなか掴めないものです。
実は、葬儀費用は、プランに書かれた料金だけで決まるものではありません。参列される人数、ご安置(お亡くなりになった方を火葬の日まで安静にお預かりすること)の日数、どの式場(葬儀を行う部屋)や火葬場を利用するかによって、総額は変わってきます。
この記事では、JA東京中央セレモニーセンターが、葬儀費用が変わる3つのポイントと、見積りを受け取ったときに確認しておきたいことを、ご葬儀に詳しくない方にも分かるようにご紹介します。今すぐご葬儀が必要な方はもちろん、いつかのために知っておきたいという方にも読んでいただける内容です。
プラン料金と、ご葬儀の総額は
同じとは限りません
葬儀プランには、ご葬儀に必要となる品物やサービスが、あらかじめひとまとめになっています。何をどこまで含めるかは葬儀社ごとに考え方が異なり、そのため同じ「家族葬プラン」でも、表示金額に幅が出ます。
そのうえで、実際のご葬儀では次のようなことによって、最終的な費用が変わってきます。
- 参列される人数
- ご安置する日数
- 利用する式場や火葬場
- お料理や返礼品
- お花など、ご家族が希望される内容
金額の大小を見比べる前に、その金額に何が含まれているのかを見ておくと、比べるときの物差しが揃います。難しい確認ではありませんので、どうぞ気楽にお読みください。
費用が変わるポイント
参列される人数
ひとつめは、どのくらいの方がお見えになるか、という点です。
たとえば、ご家族10名ほどで静かにお見送りする場合と、ご親族やご友人にもお声がけする場合とでは、必要となるものが変わります。
- お集まりいただく式場の広さ
- お通夜や告別式のあとのお料理
- 会葬いただいた方へお渡しする返礼品
- 受付まわりの準備
人数によって変わるものが多いため、ご葬儀の費用にも影響します。
家族葬についてよくあるお尋ね
「家族葬にすれば費用は抑えられますか」とお尋ねいただくことがあります。家族葬は人数が少なめになることが多い形ですが、何名でお見送りされるか、どの式場を使うか、お料理やお花をどうされるかによって費用は変わります。形式の名前だけで決まるものではない、とお考えいただくとよいかもしれません。
なお、人数はあらかじめ決めてからご相談いただく必要はありません。「だいたい何名くらいになりそうか」という段階でお聞かせいただければ、そこから一緒に考えてまいります。
ご安置する日数
ふたつめは、ご逝去からご葬儀・火葬までの日数です。
ご葬儀は、翌日にすぐ執り行えるとは限りません。火葬場や式場の空き状況、ご親族のご到着を待つ場合など、いくつかの事情で日程が先になることがあります。とくに東京は火葬場の混み合う時期があり、数日お待ちいただくことも珍しくありません。
その間、故人さま(お亡くなりになった方)をご安置しておくため、日数が延びると次のようなところで費用が変わる場合があります。
- ご安置する施設の利用
- お身体の保冷のためのドライアイス
- ご自宅や施設からの搬送
もっとも、何日分がプランに含まれているかは葬儀社によって異なります。日数が延びれば必ず費用が加わる、というものでもありません。見積りをご覧になるときに「安置は何日分まで含まれていますか」と一言お尋ねいただくと、その先の見通しが立てやすくなります。
式場や火葬場
みっつめは、どこでご葬儀を行うか、という点です。式場の使用料や火葬場の料金は、施設ごとに定められています。
| 式場の種類 | 特徴 |
|---|---|
| 葬儀社の自社式場 | 設備や流れが整っており、日程を合わせやすいことがあります |
| 公営斎場(市や区が運営する斎場) | お住まいの地域によって使用料の扱いが異なります |
| 民営斎場(民間企業が運営する斎場) | 火葬場が併設されている施設もあります |
| 寺院や地域の会館 | ご縁のあるお寺や、ご近所の方が集まりやすい場合があります |
料金や利用の条件は地域や施設によって異なりますので、ご検討の際は個別にご確認いただくのが確実です。
ただ、式場選びは金額だけで決まるものでもありません。
- ご自宅から近く、ご高齢のご親族にも負担が少ない
- 駅から向かいやすく、ご参列の方が集まりやすい
- 火葬場が併設されていて、当日の移動が少なくてすむ
こうした過ごしやすさも、当日のご負担に大きく関わります。費用と、ご家族にとっての行きやすさ。その両方を見ながら選んでいただければと思います。
見積りを受け取ったら、
確認しておきたいこと
3つのポイントを踏まえると、見積りを見るときに確認しておきたいことは、そう多くありません。次の5つを押さえておけば十分です。
- この金額には、何が含まれているか
- ご安置は何日分が含まれているか
- 式場の使用料や火葬にかかる費用は含まれているか
- お料理や返礼品は別に計算するのか
- 参列される人数が変わったとき、どこが変わるのか
どれも、その場で口頭でお尋ねいただける内容です。細かく調べ上げる必要はありませんので、気になったところだけお聞きになってください。
お尋ねいただくことは、遠慮されるようなことではありません。むしろ、疑問を残したままご葬儀を迎えるより、ひとつずつ解消しておいたほうが、当日を落ち着いてお過ごしいただけます。
大切なのは、ご自身の場合の
目安を知ることです
同じ家族葬でも、何名でお見送りされるか、日程がどうなるか、どの式場を使うか、そしてご家族がどのようなお見送りを望まれるかによって、内容は一つひとつ違います。
そのため、インターネットで見かける最も安い金額と、ご自身の場合の費用が一致するとは限りません。気になるのは平均額ではなく、ご自身の場合はどのくらいになりそうか、という目安のはずです。
まずは葬儀プランと費用の目安をひととおりご覧いただき、そのうえで気になるところをお尋ねいただくのが、遠回りのないやり方です。
費用のことは、聞きにくいと感じられる方が多いところです。JA東京中央セレモニーセンターでは、まだ何も決まっていない段階のご質問にもお答えしています。「これはいくらくらいですか」という一言でもかまいませんので、安心してお尋ねください。
まとめ
葬儀費用は、プランに書かれた料金だけで決まるものではありません。参列される人数、ご安置する日数、利用する式場や火葬場によって、総額は変わってきます。
見積りをご覧になるときは、金額の数字だけでなく、その金額に何が含まれているかを合わせて見ていただくと、比べやすくなります。確認するところが分かっていれば、それだけで気持ちは少し軽くなるものです。
JA東京中央セレモニーセンターでは、葬儀プランと費用の目安をご案内しています。ご自身の場合はどのくらいになりそうか、まずはこちらでご確認ください。












