年末年始は、離れて暮らすご家族が帰ってきたり、久しぶりに親戚と顔を合わせたりする時期です。せっかく集まるのだから何か話しておいたほうがよいのかもしれない、と頭をよぎりつつ、もしもの時のことを持ち出すのは気が重い。そう感じられる方は少なくありません。
けれども、ご葬儀の内容まで決めておく必要はありません。連絡先と相談先を確認しておく。それだけでも、いざという時にずいぶん落ち着いていられるものです。
この記事では、JA東京中央セレモニーセンターが、年末年始にご家族で確認しておくと安心な4つのことを、やさしくご紹介します。ひとつ確認できれば十分ですので、気楽にお読みください。
年末年始だからこそ、
確認しやすいことがあります
あらたまって「万一のときの話をしよう」と切り出すと、どちらも身構えてしまいます。ご家族に気を遣わせてしまうのではないか、と迷われる方もいらっしゃいます。
その点、年末年始は自然に話が出やすい時期です。年賀状を書きながら、食卓を囲みながら、こんな一言で十分に確認できます。
- 「そういえば、携帯の番号変わってない?」
- 「何かあった時って、まず誰に連絡したらいい?」
- 「うちってお寺さんとのお付き合い、あったっけ」
あらためて場を設けなくても、こうしたやりとりの中で確認できることは案外多いものです。
ご家族の連絡先
まずは、すぐに連絡を取りたいご家族の連絡先です。配偶者、お子さま、ご兄弟姉妹、離れて暮らすご家族などが挙げられます。
「携帯に登録してあるから大丈夫」と思っていても、しばらく連絡を取っていないうちに番号が変わっていることがあります。この機会に、次の3点だけ見ておかれるとよいかもしれません。
- 電話番号が今も使われているか
- 最初に誰へ連絡するか
- その連絡先を、ご家族のどなたかも知っているか
とくに大切なのは、誰の番号を知っているかだけでなく、誰から誰へ連絡するかを決めておくことです。ご自身しか知らない連絡先があると、その方が動けないときに滞ってしまいます。
きちんとした一覧を作らなければならない、ということはありません。頭の中で「まず兄に、そこから妹へ」と決まっていれば、それも立派な備えです。
ご親族への連絡
ご葬儀の際には、ご家族だけでなくご親族へお知らせすることもあります。とはいえ、ご親族全員の連絡先を今から集めるとなると、それだけで大仕事になってしまいます。
まずは、起点になる方をひとり決めておく
父方はこの叔父に、母方はこの伯母に。そこから先はお任せする。この形にしておけば、ひとりで大勢に連絡する必要がなくなります。ご親族の事情に詳しい方にお願いできると、なお心強いものです。
年末年始にお会いする機会があれば、「何かあった時はよろしくお願いします」と一言お伝えしておくだけでも違います。普段あまり行き来のないご親族については、その場で連絡先をうかがっておくと安心です。
相談する葬儀社と電話番号
いざという時、たくさんのことを一度に決めなければならないように感じられる方がいらっしゃいます。けれども実際には、最初にすることは「どこかへ相談すること」ひとつだけです。
ですから、ご葬儀の内容をあらかじめ決めておく必要はありません。まず電話をかける先が決まっている。それだけで、備えとしては十分に役目を果たします。
確認しておくとよいのは、次のようなことです。
- ご相談先となる葬儀社
- その電話番号
- 夜間や休日でも連絡がつくかどうか
電話番号は、ご自身の携帯電話に登録しておくほか、ご家族のどなたかにもお伝えいただくか、電話機のそばに控えておくとよいかもしれません。慌てているときほど、手元にあるものが頼りになります。
JA東京中央セレモニーセンターでは、まだ何も決まっていない段階のご相談もお受けしています。「何を聞けばよいのかも分からない」という状態でかまいません。状況やご意向をうかがいながら、一緒に整理してまいります。
菩提寺の有無
ご家庭によっては、ご葬儀の際に菩提寺(ぼだいじ/ご先祖さまのお墓があり、法要をお願いしているお寺)へご連絡することがあります。
ところが、お付き合いをされていたのが親の代までで、お寺の名前もご宗派もご存じない、という方は珍しくありません。ご両親がお元気なうちに、次のことを聞いておかれると、あとで探す手間が省けます。
- お付き合いのあるお寺があるかどうか
- あれば、お寺の名前と連絡先
- 分かる範囲でご宗派
菩提寺のないご家庭も多くありますので、必ずお寺へご連絡するというものでもありません。「うちはお寺とのお付き合いはない」と分かっていること自体が、ひとつの確認済みの情報になります。
お寺との関わり方は、ご宗派や地域、ご家庭によってさまざまです。分からないままでも、その時にご一緒に確認していけますので、どうぞご心配なさらないでください。
4つ全部でなくても、
ひとつからで大丈夫です
ここまで4つご紹介しましたが、一度にすべてを整えていただく必要はありません。
たとえば、こんな一歩でも十分です
- 今日のうちに、相談先の電話番号だけ登録しておく
- 帰省したときに、親族の連絡先をひとつうかがっておく
- お寺とのお付き合いがあるかどうかだけ、家族に聞いてみる
ひとつ確認できれば、その分だけ、いざという時に迷わずにすみます。残りは、また気が向いたときで大丈夫です。
もしもの時、まず何をすればよいのでしょうか
実際にその時が来ると、頭が真っ白になってしまうものです。何から手をつければよいのか分からなくなるのは、ごく自然なことです。
そのようなときは、まず相談できるところへお電話いただければ十分です。そこから先に必要なことは、状況をうかがいながら、ひとつずつご案内してまいります。
ご逝去された場所やご事情によって、必要となる対応は変わります。そのため、あらかじめすべてを覚えておいていただく必要はありません。ご自身で判断しようとせず、そのままの状況をお話しいただくのが、いちばん確かな進み方です。
まとめ
年末年始に、ご葬儀の内容まで決めておく必要はありません。ご家族の連絡先、ご親族への連絡の起点になる方、ご相談先となる葬儀社の電話番号、菩提寺の有無。この4つのうち、確認できるものからひとつで十分な備えになります。
ご家族が顔を合わせるこの時期に、会話の合間で少しだけ触れておく。そのくらいの気持ちで、穏やかな年末年始をお過ごしいただければと思います。
もしもの時のご相談先
すべてを決めておく必要はありません。「何かあった時はここへ相談する」とご家族で共有しておくだけでも、安心につながります。急なことでお困りの際は、JA東京中央セレモニーセンターへご相談ください。
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